(2007.8.1：中通島・沖の百貫：水深８ｍ）

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★分布：岩手県〜九州南部、台湾など　　★大きさ ：３０センチ

沿岸の浅い海に単独で暮らしています。体は箱形の骨板で覆われていて
、ヒレをちょこちょこと動かして泳ぐ様は愛嬌があります。写真のものはメ
スで、オスは背中の部分が青い色をしています。



泳ぐのは決して早くはなく、急な小回りも効かないようです。そのせいか、
ダイバーが近づくと、オロオロと慌てて岩陰に退散します。
下の写真は、5センチぐらいの幼魚です。こちらは意外と見かけません。


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　(2007.7.27：中通島・ドンタク：水深８ｍ）

皮膚から毒を出すので、他の魚と一緒に入れておくと、ハコフグ以外は死
んでしまうことがあります。が、肉には毒がなくて食用になります。五島の
郷土料理にはハコフグの味噌焼き”かっとっぽ”というものがあります。実
は私は福江に住んでいた頃には一度も食べたことがありませんでした。



これが郷土料理店で注文したものです。旬は冬で、時価1500〜2500円ぐ
らいとそんなに安くはないですが、味はよいですから、チャンスがある方は
ぜひどうぞ。
（07.10.3記）

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