(07.7.27：中通島・ドンタク：水深５ｍ）
フジツボハウスの人気者
イソギンポ 磯銀宝（イソギンポ科）
Plablennius yatabei
(07.7.27：中通島・ドンタク：水深５ｍ）
★分布：下北半島以南、奄美大島以北 ★大きさ ：６センチほど
磯の潮だまりから水深数メートルぐらいの浅い海底でごく普通に見られる
細長い魚です。
岩やサンゴにあいた穴の中から顔だけ出していることが普通で、全身を
見る機会はなかなかありません。
ユーモラスで愛らしい顔をしているのでダイバーには人気があります。
目の上には皮膚が変化した皮弁が伸びているのも特徴です。
フジツボの空き殻などを探すと、わりと簡単に見つけることができます。
(07.8.1：中通島・キビナゴ瀬：水深５ｍ）
初めて見つけたのは中学か高校生ぐらいの時だったでしょうか？夏休み
に福江に帰っていて、鐙瀬（あぶんぜ）海岸に来ていたときです。水中マ
スクをつけて浅場を泳いでいて、上がろうと思ったときに目の前にいまし
た。
目の上にヒョロっと伸びた皮弁（ひべん）が印象的で、「これはとても珍し
い魚なのでは？」と興奮したことを覚えています。その場では名前がわか
らず、イソギンポと知るのはずいぶん後になってからのことでした。
（07.10.1記）