(06.8.8：福江島・鐙瀬海岸：水深50センチ）
幼魚はおもちゃのよう
ミナミハコフグ 南箱河豚 （ハコフグ科）
Caranx melampygus
(06.8.8：福江島・鐙瀬海岸：水深50センチ）
★分布：房総半島以南〜インド洋・太平洋 ★大きさ ：成魚は４０センチほど
これもれっきとした魚なのですが、写真でわかってもらえるでしょうか。丸
みを帯びたサイコロのような姿に、鮮やかな水玉模様。おちょぼ口も手
伝って、なんとも可愛らしいミナミハコフグの子どもです。ほぼ透明なので
見えにくいですが、ヒレもちゃんとあります。
(別の個体 06.8.8：福江島 鐙瀬海岸の潮だまり）
大きさは親指の爪ほど、わずか２センチです。ダイバーには大人気の魚
ですが、暖かい海の魚なので、五島では夏〜秋の水温が高い時期にだ
け幼魚が見られます。沖縄などでは成長したミナミハコフグが見られます
が、くすんだ体色になってしまっていて、子どもの頃の栄光？は見る影も
ありません。
これまで、スキューバを使ったダイビングでは五島でも何度か見ていまし
たが、上の写真は鐙瀬の潮だまりで撮りました。まさかこういうものがい
るとは思っていなかったので、嬉しくなってしまいました。
が、さらに驚いたことには、同じ潮だまりでもう一匹、そして隣の潮だまり
でも一匹見つけたのです。狭い範囲で３匹。２００６年はミナミハコフグの
当たり年だったのかもしれません。
（06.11.12記）