葉が小さいハコベ
ノミノフスマ　蚤の襖 （ナデシコ科）
Stellaria uliginosa var. undulata 　 　　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　(2013.4.9：岐宿町・浦の川）

★分布：日本全土　　　　　★花の時期：３〜６月　　　　　★花の直径：４〜５ミリほど

先日、福江では初めて見つけたハコベの仲間。田畑のそばなどに多く見られます。
白い小さな花をつけ、一見よく似るハコベ類ですが、このノミノフスマは、他のハコベ
（ウシハコベやコハコベなど）に比べて花びらがより大きく開いているように見えます。
それゆえ、花の大きさはさほど変わらなくても、こちらのが白く目立つ感じがあります。
花びらの幅も大きいような気がします。



これを見つけた時、いつも目にするハコベ類とちょっと違うなと思ったわけですが、
葉を見るとさらに違いが。
葉っぱがすごく小さいのです。



ノミノフスマは「蚤の襖」と書き、葉が小さいことをノミの布団に例えたものだということです。



葉を見れば確実に見分けられるハコベの仲間といえるでしょう。
群生すると真っ白なお花畑のようでかなり美しいようですが、今のところ福江では
そういう場面には出会えていません。
(2013.4.11記）　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

※参考文献　「山渓 ポケット図鑑１　春の花」 山と渓谷社
　　　 　 　 「山渓フィールドブックス 春の花」 山と渓谷社
　　　　　　　 　「形とくらしの雑草図鑑」　全国農村教育協会
　　　　　
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