ちょっと大変な立場が続いている時津風親方。マンガ「ばらかもん」が好評のヨシノ
サツキさん。それから映画監督・俳優の榊英雄氏、五島弁バンドのベベンコビッチ
オーケストラなどなど。
しかし、そうした中でも注目はやはり女優の川口春奈さんです。1995年生まれの15
歳（2010年12月現在）、まだ高校生で芸歴はまだ浅いですけれど、いきなり全国区
！で大活躍しています。
名前を聞いてピンと来ない人でも、ポカリスエットや三井のリハウスのCM（※彼女は
13代目リハウスガール）に出ている女の子といえばわかるかもしれません。去年だ
ったか、このポカリCMとリハウスガールを両方勝ち取ったということで一気に知名度
が上がりました。
他にもいろんなCMに出ていますし、BSのドラマでは主演を務めたこともあるようです。
最近ではフジテレビのドラマ「流れ星」（2010年）に出ています。北乃きいの友人役と
して毎回出てきますね。先日は雑誌の表紙を飾っていたので思わず買ってしまいま
した。
今秋には月刊情報誌「日経トレンディ」によって「今年の顔」に選ばれたりもしています。
2010年の春に福江を離れ、東京で高校生をしながら女優業に励んでいると思われま
す。土台がしっかりした正統派の美貌ですが、それは五島の風土と魚介類、かんころ
もちなどによってつくられたに違いありません（笑）。
ちなみに東京在住の私の最寄り駅入り口前では自販機上で出迎えてくれます（下）。
そして新聞の折り込み広告でも（三井不動産）。
15歳…といえば私にとっては娘（いませんが）であってもおかしくない年代ですが、この
年にして驚くべき活躍、今後が実に楽しみです。
とはいえ彼女の生きる世界は競争激烈な芸能界。最近は若手でも実力のある女優が
たくさんいますから、その中で存在感を出していけるように成長してほしいと思います。
彼女がこのサイトを見ることはないと思いますが（笑）、同郷の先輩？ということで勝手に
アドバイスを２つ。
一つは、映画や演劇、音楽をはじめとして様々なエンターテイメントや絵画などのアート
などの表現・表現者の考えに触れる機会をなるべくたくさん持つこと。これは、福江にい
てはどうしてもできないことです。
二つめは、実は一つめとも無関係ではないのですが、学業をしっかりやることです。各科
目とも大事です。一般人としての教養を身につけ、学ぶことを楽しめるようになってほしい
ですね。学ぶことで、人は変わることができます。
ところで、彼女は福江での釣りの思い出があるようで、1日に300匹近く釣ったこともある
と語っています。
エサ（ゴカイ？）はさわれなかったそうですが、福江の山河や海にはそれなりに親しんで
きただろうと希望的観測をしておきます。
川口春奈さん。今後、あなたが成長するにつれて福江に対する気持ちは変わっていくこと
もあるでしょう。嫌になることもあるかもしれない…。都市で暮らす福江出身者の中には、
故郷の良さを見失ってしまった人もいます。長く帰らないこともあるでしょう。私も、７年ほど
戻らなかったこともあります…。
それでも、あなたにとって福江がふるさとであり続けることを勝手に願っています。
あなたのルーツである福江島、その歴史や自然・文化があなたの中に育んできたものが
あります。それが、いつかあなたの演技・芸を磨く力になる時がくるかもしれませんから。
五島弁も忘れないように。
…なんて恥ずかしげもなく言ってしまいましたが、私もまだまだ修行の最中です。
あなたに負けないように頑張らないといけないのでした。
ともにぎばらんばね、春奈さん。
(2010.12.4記）