カメに付いてました…。
ヒルの一種A (科不明)



                             (2011.5.3 :旧福江市・後の川)


★分布:不明  ★大きさ:2センチ

イシガメをつかまえたら、その甲羅にくっついていました。左側が頭側で、
時折ウネウネと頭部を動かして状況を探っているようでした。数ミリの厚
みがある体はペッタリと張り付いています。縮んだ状態で2センチぐらい、
体を伸ばすともう少し大きいでしょう。



以前、同じ種類と思われるヒルを水中(今回と同じ川)で見たことがありま
す。その時は水底の石の上にいて、頭をもたげながらゆっくり動いていま
した。おそらくカメやコイ、ナマズなど水中の大型生物の体にとりついて体
液を吸っているのでしょう。



数日後、同じ川でクサガメを見つけ、橋の上からビデオで撮影していまし
た。すると、そのカメは泳ぎながら両前足で頭を盛んにしごいているので
す。あとで撮影映像を見てみると、頭に2匹のヒルがついているのがわか
りました。



頭にまとわりつかれたら、さすがにカメもうっとうしいのでしょうね。カメに
はヒルがついていることが珍しくありませんが、カメを捕らえてみると、ヒル
はカメの首根っことか、脇腹のほうへ隠れてしまいます。意外と素早いです。
チャンスがあれば、おそらく人間にもくっつくと思います…。
(2011.7.15記)


※参考文献「ブリタニカ国際大百科事典」


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