敏感で近づきにくい
クロベンケイガニ（ベンケイガニ科）
Chiromantes dehaani

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　(06.8.16三井楽町・万葉公園）

★分布：男鹿半島〜房総半島から九州・沖縄　　　★甲の幅：３．５センチ

福江では河口付近でよく見かけます。例えば、旧福江市の奥浦付近では
水路脇の石垣のあたり。土手には巣穴がたくさん見つかるはずです。
甲はくすんだ紫がかった色で、はさみには小さな粒々がたくさんあります。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　(06.8.13大泊)

かなり敏感で、人の気配があると、ささっ！と素早く巣穴に逃げ込んでしまいます。
アカテガニの場合、こうした時にもしばらく息を潜めて待っていると
穴から出てくることも多いですが、クロベンケイガニはなかなか出てきません。
しっかり観察するには双眼鏡などを使うか、歩く震動や音、自分の影などに
注意しながらそろりそろりと近づくこと。うまくいくと、かなり寄らせてくれることも
あります。
　　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　(06.5.24：奥浦)
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
（07.3.28記）

　　　　　　　　　　　　　　　　　　
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