珍妙な小型ヤスデ
フサヤスデ科の一種　（フサヤスデ科）

(2019.5.22：旧福江市）

◆分布：福江島ほか不明　　◆体長：４ミリほど　　

落ち葉の上にいた小さな生きもの。初めて見ましたが、何かの幼虫かなと
思いましたが、調べてみるとヤスデの仲間でした。


(2019.6.3：旧福江市森）

しゃがんで探すと、落ち葉の上（きっと下にも）に何匹も見つけることができました。
４、５ミリほどしかなく、あまり動きがないので、それと知らなければゴミのように
しか見えないかもしれません。


(2019.6.3：旧福江市森）

全体に毛が生えており、これがフサヤスデの名の由来のようです。
いちばん後ろには筆状の白い毛の束があります。


(2019.6.3：旧福江市森）

フサヤスデ類というのは、一般にはほとんど知られていないと思われます。
この仲間には５ミリもない種類も少なくないようで、かなりマイナーな存在と言えるでしょう。
一般向け図鑑にも、ほとんど情報はありません。
しかし海岸の岩場などに生息する種類など、いろいろなものがいるようです。
五島にも、まだ島民に知られていない種類がいることでしょう。
(2019.9.23）（2024.6.1）

参考資料　
「落ち葉の下の小さな生き物ハンドブック」 　皆越ようせい・渡辺弘之　文一総合出版　2017

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