ダンゴムシじゃなかった
タマヤスデ科の一種　（タマヤスデ科）
Hyleoglomeris sp.

(2019.6.7：玉之浦町）

◆分布：福江島ほか不明　　　◆体長：７ミリほど　　

朽ち木の表面や、落ち葉の下などで見られる、ダンゴムシのような姿をした
ヤスデの一種です。体長は７ミリほどあります。


(2019.6.7：玉之浦町）

初めて見つけた時は私もダンゴムシの一種だろうと思いました。


(2019.6.7：玉之浦町）

手にとってみると丸くなりますが、ダンゴムシの丸まり方とは少し違います。


(2019.6.7：玉之浦町）

そして、たくさんの脚があります。拡大して数えると１６対ほどに見えました。
例えば成体のオカダンゴムシでは、脚は７対です。


(2019.6.7：玉之浦町）

朽ち木に何匹もついていることがありますが、何かを食べているのか、ほとんど
動かない個体も少なくありません。


(2019.6.7：玉之浦町）

私が持っている、ややマニアックな一般向け図鑑にはタマヤスデが載って
いますが、１種のみで、しかもはっきりした種名は不明となっています。


(2019.8.11：旧福江市）

ということで、現在は詳しいことは全くわかりません。とりあえず五島にも
タマヤスデの仲間が１種類はいるのだ、ということです。
(2019.9.23）

参考資料
「落ち葉の下の小さな生き物ハンドブック」 皆越ようせい・渡辺弘之　文一総合出版　2017
「土の中の小さな生き物ハンドブック」　皆越ようせい・渡辺弘之　文一総合出版　2005

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