地表を徘徊する黒カメムシ
ツチカメムシ（ツチカメムシ科）
Macroscytus japonensis

(2019.6.21：玉之浦町 幾久山）　　　　　　

★分布：本州〜沖縄　　★大きさ：７〜１０ミリ

地表や地中で生活するツチカメムシ科の一種。本州から沖縄にかけて
生息しています。林内や神社の境内などの地表で、年に何度か見かけま
す。全体的には黒っぽいですが、羽の先端付近は茶色、眼は少し赤みが
あります。


(2019.6.16：玉之浦町 幾久山）

地表をせわしく歩き回っていることも多く、そういう時は撮影するのは難し
いです。たまたま静止している時に撮影しましたが、動き始めると厄介な
ので、刺激しないように接近しました。
植物性の汁を吸っているようで、落ちたクスノキの果実を好むようです。
地表を徘徊するカメムシですが、飛ぶことはできるのでしょうか？
(2019.8.19）

※参考資料　

「昆虫の図鑑　採集と標本の作り方」 南方新社
「カメムシ博士入門」 安永智秀/前原諭/石川忠/高井幹夫
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　全国農村教育協会

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