円盤を思わせる姿
イノコヅチカメノコハムシ （ハムシ科）
Cassida japana

(2023.5.11：岐宿町）

◆分布：北海道〜沖縄　◆体長：５．０〜５．５ミリ　
◆成虫の出現期：４〜１０月

日本全国でみられるカメノコハムシ類の一種。
イノコヅチの上で見られ、葉の裏側にいることが多いといいます。
若い世代には通じない言葉かもしれませんが、「空飛ぶ円盤」を思わせる
ユニークな姿をしています。この仲間の中では、上から見るとやや丸みが
強い印象。そしてよく似たヒメカメノコハムシとは黒斑の違いで見分ける
ことができます。


(2023.5.11：岐宿町）

道路沿いの木立の下に生えたイノコヅチの葉の上にいました。
同じ場所に４、５個体はいたと思います。


(2023.5.11：岐宿町）

幼虫は葉の表面でさなぎになるといいます。葉の裏側でしょうか。


(2023.5.11：岐宿町）

カメノコハムシ類としては、福江島では出会いやすい種類ではないかと
思います。
成虫の姿で冬を越します。
(2021.12.9）

参考資料　
「ハムシハンドブック」　尾園 暁　文一総合出版 2014
「くらべてわかる甲虫 1062種」 町田龍一郎・阿部浩志ほか　 山と渓谷社 2019
「増補改訂 第２版 昆虫の図鑑 採集と標本の作り方」福田晴夫ほか　南方新社　2020

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