ドームをかぶったような姿
カメノコハムシ （ハムシ科）
Cassida nebulosa

(2023.5.6：玉之浦町）

◆分布：北海道〜九州　◆体長：６．３〜７．２ミリ　
◆成虫の出現期：４〜１０月

半透明のドームをかぶったかのような、独特の姿がおもしろい
カメノコハムシ類の一種。名前の通りに、亀を思わせるフォルムでも
あります。


(2023.5.6：玉之浦町）

この仲間はこれまで福江島で何種か出会っていますが、この種は
上から見るとやや楕円であること、点在する黒班のようすなどから、
カメノコハムシ（ナミカメノコハムシ）であろうと思われます。
私は今回（2023年5月）が初めての遭遇です。


(2023.5.6：玉之浦町）

上から見ると眼などは見えません。やや下からあおるようにすると、
ようやく眼がわかります。


(2023.5.6：玉之浦町）

シロザやアカザなどの葉を食べるというのですが、かつては福江島でよく
見られたというアカザも今はめっきり減ってしまったと聞きますから、
島内の生息数はあまり多くないのかもしれません。
あるいは、葉の裏側などにいて、気付きにくいだけなのか…。
(2021.12.9）

参考資料　
「ハムシハンドブック」　尾園 暁　文一総合出版 2014
「増補改訂 第２版 昆虫の図鑑 採集と標本の作り方」福田晴夫ほか　南方新社　2020
「学研の図鑑LIVE 昆虫 新版」丸山 宗利(総監修）学研プラス 2022

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