日本最大のアブ
アカウシアブ （アブ科）
Tabanus chrysurus

(写真はすべて2019.7.19：玉之浦町 荒川）

★分布：北海道〜九州、南西諸島　　　★大きさ：２５〜３３ミリ　　

日本各地に広く生息する大型のアブ。大きいものは３センチを越える、
日本最大のアブです。
黄色と黒の模様が目立ち、スズメバチによく似た姿をしています。



山地で見られることが多いですが、庭先などに現れることもあると
いいます。



今回は川沿いの薄暗い林内で、倒木の上にじっとしているものを
見つけました。日中に活動し、樹液にも集まります。
しかしメスは牛や馬などの家畜の血を吸うので害虫とされ、人の
血を吸うこともあるようです。大型なので、口先で刺されるとかなり
痛いのではないでしょうか。



たまに見かける程度なので、島内での数は多くないのではと思います。
(2020.6.3)

※参考資料
「昆虫好きの生態観察図鑑�U コウチュウ・ハチ・カメムシ他」
　　　　鈴木欣司/鈴木悦子　緑書房 2012
「講談社の動く図鑑 move 昆虫」 講談社 2011

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