黒い体に橙色の斑紋
アカスジツチバチ （ツチバチ科）
Carinoscolia melanosoma fascinata

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　(2018.8.26：五島市吉田町）

★分布：北海道〜九州・トカラ列島　　★大きさ：♂１５〜２1ミリ/♀20〜25ミリ

日本の広い範囲で見られるツチバチ科の一種。黒く光沢のある体に、頭
部と腹部にある橙色の斑紋が特徴です。腹部には斑紋が２つあります。



頭部のほうは、眼と眼をつなぐような太い帯状の斑紋があります。



ツチバチ類は、地中にいるコガネムシ類の幼虫などに卵を産み付けるこ
とが知られていますが、このアカスジツチバチはクワガタムシ類の幼虫や
サナギに卵を産み付けるようです。朽ち木を強力なアゴで掘って、相手を
見つけ出すのでしょうか。



福江島では2018年の夏に初めて出会いました。
手持ちの図鑑・資料には情報が少なく、名前の「アカスジ」がどの部分の
ことなのか、残念ながらよくわかりません。
(2018.10.19)

※参考資料　「増補改訂版　昆虫の図鑑　採集と標本の作り方」　南方新社
　　　　　　　
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