羽の縁に紋が２つずつ
フタホシシロエダシャク （シャクガ科）
Lomographa bimaculata subnotata

(2021.4.25：岐宿町）

◆分布：北海道〜九州（南西諸島にも分布するとする図鑑もあり）　　
◆大きさ：羽を広げた大きさ：２３〜２４ミリ　
◆成虫の出現期：４〜７月　　◆幼虫の食草：サクラ類など　

北海道から九州および周辺離島に分布するシャクガ科のガ。
羽の縁に黒い紋が左右２つずつ並ぶのが特徴で、フタホシの名は
ここから来ていると思われます。


(2021.4.25：岐宿町）

この個体は石垣にとまってじっとしていました。


(2021.4.25：岐宿町）

地味といえば地味ですが、特徴がわかりやすいので、意外に覚えやすい
かもしれません。


(2021.4.25：岐宿町）

幼虫はソメイヨシノなどサクラ類、ナナカマドの葉を食べます。
撮影した石垣のそばにも桜並木が並んでいました。

参考資料　
「くらべてわかる蛾 1704種」横田光邦/諸岡範澄/筒井学/阿部浩志 山と渓谷社 2023
「蛾の生態標本図鑑」今井初太郎　メイツ出版 2020
「昆虫の図鑑 採集と標本の作り方（増補改訂 第２版）福田晴夫ほか　南方新社　2020

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