きわめて広い食性
フトフタオビエダシャク （シャクガ科）
Ectropis crepuscularia

(2020.7.4：旧福江市）

◆分布：北海道〜九州、南西諸島　　
◆大きさ：開張（羽を広げた大きさ） ♂27〜36ミリ・♀31〜42ミリ
◆成虫の出現期：3〜10月　◆幼虫の食草：ヤナギ科、クスノキ科、マメ科、ツバキ科など

日本全国に分布するシャクガ科の一種。
淡い褐色ベースに黒褐色の斑紋があります。各地で多産する普通種ですが、
個体によって斑紋には変異があるうえ、よく似た種も多いようです。



この個体は木の幹にとまっていました。
幼虫の食性は非常に広く、ヤナギ科、クスノキ科、マメ科、ミカン科、トウダイグサ科など。
これなら、日本各地で繁栄しているようであるのも納得です。
（2025.1.1)

参考資料　
「くらべてわかる蛾 1704種」　横田光邦/諸岡範澄/筒井学/阿部浩志　山と渓谷社 2023
「蛾の生態標本図鑑」今井初太郎　メイツ出版 2020

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