カラスの濡れ羽色
カラスヨトウ　 （ヤガ科）
Amphipyra livida corvina

(2020.7.4：旧福江市）

◆分布：北海道〜九州　　◆羽を広げた大きさ：３９〜４５ミリ　　
◆成虫の出現期：４〜１１月　　◆幼虫の食草：タンポポ類、ヤブガラシなど　　

日本の広い範囲で見られるヤガ科のガ。
鈍い光沢のある、黒い前羽の色合いがカラスの濡れ羽色を
思わせるということからその名がついたといいます。
夜、クヌギの樹液に来ていました。


(2020.7.4：旧福江市 鬼岳山麓）

撮影時のフラッシュ光が反射して、羽が少しテカっています。
幼虫はタンポポ類や、ヤブガラシなどの葉を食べます。
(2021.2.26)

参考資料　
「蛾の生態標本図鑑」今井初太郎　メイツ出版 2020
「昆虫の図鑑 採集と標本の作り方（増補改訂 第２版）
　　　　福田晴夫ほか　南方新社　2020

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