湿度の高い環境を好む
マダラゴキブリ　（マダラゴキブリ科）
Rhabdoblatta guttigera (Shiraki)

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　(2018.6.7：玉之浦町荒川）

★分布：九州南部〜沖縄　　　★大きさ：２５ミリ

日本固有種で、九州南部から沖縄にかけての暖かい地域を中心に生息
するゴキブリです。大きさは２５ミリほどになり、野外で見られます。
湿度の高い環境を好み、成虫は川岸の草地などで目にするということで
すが、今回撮影したのも川岸で、葉の上にじっとしていました。



私にとっては初めて見るゴキブリで、第一印象はけっこう大きいということ
と、カラーリングが独特だということでした。背面の大部分は明るい茶色、
胸部の背面は黒っぽく、その両側は褐色です。



長崎県内では長崎市で記録がありますが、五島列島でははっきりした記
録がないかもしれません。
図鑑によると、幼虫は水中をよく泳ぐとあります。ちょっと驚きですが、見て
みたいものです。
(2019.1.25)

参考資料 「新訂 原色昆虫大図鑑�U　甲虫篇」 　北�驫ﾙ
　　　　　　 「昆虫の図鑑 採集と標本の作り方」　福田晴夫ほか　南方新社
　　　　　 「長崎県の生物　別冊　長崎県の直翅類」 池崎善博　長崎県生物学会

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