振動で落下する
ソラマメヒゲナガアブラムシ （アブラムシ科）
Megoura crassicauda

(2021.10.30：旧福江市）

◆分布：北海道〜九州　　◆体長：2.５〜3ミリ

日本の広い範囲に生息するアブラムシ。
全体は明るい緑色をしていて、ソラマメやカラスノエンドウなどマメ科植物に
見られます。写真のものは海岸のハマエンドウの小株に付いていました。


(2021.10.30：旧福江市）

羽のある「有翅型」と羽を持たない「無翅型」がいます。


(2021.10.30：旧福江市）

上の個体はハマエンドウ直下の砂の上にいたものですが、このアブラムシは振動を
感じると落下する習性があるのだそうです。おそらくこの個体は、私が撮影のために
ハマエンドウの茎をつまんだりした時に、危険を察知して落ちたのでしょう。
この時は3個体ほどが砂の上にいて、なんでかなと不思議に思っていました。
(2024.9.2)

参考資料　
「学研の図鑑LIVE 昆虫 新版」丸山 宗利(総監修）学研プラス 2022
「昆虫観察図鑑」 　築地琢郎　誠文堂新光社　2011

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