ずんぐり小太り 秋のハチ
スジボソコシブトハナバチ （コシブトハナバチ科）
Amegilla florea

(2018.9.3：五島市　籠淵町）

◆分布：本州〜沖縄　　◆大きさ：１２〜１６ミリ　　　　

本州から沖縄にかけて見られる、小型のハチ。
秋に現れる成虫はずんぐりした太短い体型で、各種の花を訪れます。
スジボソフトハナバチとも呼ばれます。


(2018.9.3：五島市　籠淵町）

小柄なハチですが、「ブーン」と大きな羽音を立て、巧みにホバリング
しながらせわしく花を回ります。口先はかなりの長さです。
狭い範囲に複数個体が見られることも少なくありません。


(2018.9.3：五島市　籠淵町）

いつも忙しく花を回っていて、なかなかじっとしていることがないの
ですが…夜、寝ている個体に出会ったことがあります。


(2019.8.30：玉之浦町）

細い枝にしっかりかみついた状態でした。


(2019.8.30：玉之浦町）

なるほど、夜はこういう状態だったりするのかと、興味深い観察
でした。この時はライトで照らしながら撮影していたのですが、
そのうちに目覚めて（？）、しまいには飛び立ってしまいました。
さぞ迷惑だったことでしょう…。
(2019.11.16)

※参考資料
「昆虫の図鑑 採集と標本の作り方（増補改訂版）
　　　　福田晴夫ほか　南方新社　2009
「昆虫好きの生態観察図鑑�U　コウチュウ・ハチ・カメムシ他」
　　　　　　　　　　　　鈴木欣司/鈴木悦子　緑書房　2012

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