三角模様がよく目立つ
タイワンキシタアツバ （ヤガ科）
Hypena trigonalis

(2023.4.16：旧福江市）

◆分布：本州〜九州　　◆大きさ：前羽の長さ：１５〜１７ミリ　◆成虫の出現期：５〜９月　　

本州〜九州にかけて分布するヤガ科のガ。
とまった姿は整った三角形な感じ、そして羽に三角形の模様があるのが
大きな特徴です。

福江島では林のへりでよく出会う種類で、草木の低いところにとまって
いることが多いです。付近を人が歩くと驚いて飛びますが、またすぐに
低い位置の枝葉や地表にとまります。


(2023.4.6:玉之浦町）

写真では見えませんが、前羽の下にある後羽はきれいな黄色です。
名前の一部に「キシタ」とあるのは「黄下」なのかもしれません。
幼虫はカラムシやヤブマオなどを食草としています。
(2023.5.30)

参考資料　
「昆虫の図鑑 採集と標本の作り方（増補改訂 第２版）福田晴夫ほか　南方新社　2020
「学研の図鑑LIVE 昆虫 新版」丸山 宗利(総監修）学研プラス 2022

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