(2008.9.18：玉之浦町・大瀬山）
何に宿るのでしょう
ヤドリバエ科の一種 （ヤドリバエ科）
Tachinidae
(2008.9.18：玉之浦町・大瀬山）
★分布：不明 ★大きさ：８ミリぐらいだったか ★出現期：不明
大瀬山にある「祈りの女神像」に至る小道で見つけたハエです。明るい褐色の部分が
多く、目をひきました。羽の付け根なども色が付いています。
一枚撮ったところで飛び去ってしまったので、この写真だけでははっきりした種類が
わからないのですが、特徴から、ヤドリバエ科というグループであるようです。
ヤドリバエの仲間にもいろいろあるのですが、他の昆虫の体に卵を産み付けて
幼虫のエサとしたり、あるいは他の昆虫が食べる葉に卵を産んでおき、それを
食べた虫の体内で幼虫がふ化して…などといった繁殖戦略を持っています。
一種の寄生バエということなのですが、他の生きものに寄生して生きる生物というのは
意外なほどたくさんいます。ヤドリバエ類はそのひとつに過ぎないのです。
(2011.7.1)
参考文献 「昆虫観察図鑑」 誠文堂新光社
「新訂 原色日本昆虫大図鑑Ⅲ」 北隆館