へばりついてシワを寄せる
シワノカワ 皺の皮 (ネバリモ科)
Petrospongium rugosum
(2017.2.27:玉之浦町・布浦)
★分布:北海道南部、本州太平洋岸、四国、九州 ★直径:1〜10センチ
潮の引いた磯でよく見られる海藻。全体は暗い褐色で、ぺしゃっと押しつ
ぶされたような姿。岩にへばりつくように生えています。
ひとつの直径は1〜5センチぐらいのものが多いですが、大きくなると10
センチを越えます。
濡れている時はぬるぬるとしています。触るとそれなりの弾力があります。
名前もシワノカワ(皺の皮)と面白いですね。成長していくにつれ表面にで
きていくシワがその名の由来でしょう。
日本列島の太平洋側を中心に見られるようです。福江島では各所の磯
で目にしますが、どちらかというと波当たりの厳しすぎない環境に多いよ
うな気がします。冬から初夏にかけて見ることができるでしょう。
(2017.4.11)
参考資料 「ネイチャーウォッチングガイドブック 海藻」 誠文堂新光社
「写真でわかる磯の生き物図鑑」 トンボ出版
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