夜の海で出会った超大型種
メリベウミウシの仲間?　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　(07.7.29：中通島・青木：水深３ｍ）

★分布：不明　　　★大きさ：３０センチ

０７年７月末、五島列島で初めてサンゴ産卵の観察に挑戦しました。
これはその時のポイント、「青木」で出会った超大型のウミウシです。
サンゴの産卵を観察するため、夜の９時を過ぎてから海に入ったのですが
ふと岩壁を見て度肝を抜かれました。なにしろ３０センチを越える巨大な
ウミウシがゆっくり動いていたのですから。
写真ではわかりにくいですが、背中にヒラヒラとした突起の列があります。
メリベウミウシという種類（写真下）がいて、それによく似ていると思いました。

　　　　　　　　　　　　　(04.4.21：千葉県・富津海岸にて）

メリベウミウシには色や姿に変異が多いのですが、大きさはせいぜい１０センチぐらい
までのようです。南方系の種類であるミカドウミウシも30センチに達するようですが、
夜の青木で出会ったこのウミウシはそれと並ぶ超大型種であるといえると思います。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
夜の青木には数日連続で入りましたが、毎夜このウミウシを見ました。
しかも、２，３匹見つかることもあったので、現地では決して珍しいわけでは
ありません。この時はサンゴの産卵観察がメインであり、このウミウシはあまり
撮影することができなかったのですが、次回はもっといろいろな角度から
わかりやすい写真を撮るつもりです。
(08.6.7記）