他では珍しいようですが
セトリュウグウウミウシ　（フジタウミウシ科）
Nembrotha purpureolineata

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　(09.5.1：若松島・滝ヶ原：水深15m）

★分布：インド洋、西部太平洋　　★大きさ：６センチ

触角とエラの鮮やかな朱色が印象に残るウミウシ。
図鑑には南方系のウミウシとあります。五島では時々お目にかかりますが、
ダイビングの盛んな伊豆半島などでも珍しい部類に入るようです。
五島の海は、他海域では珍しいとされるものが普通にいたりもしますが、
一方で、意外なものが見られなかったりします。潜れば潜るほど謎が増えます。
一生海に潜り続けたとして、そういった不思議にどれだけ迫れるのか。
そう考えると、人生は短いと思えます。一日一日が大切な時間なのだ…と、
おそらく人生の折り返し点を過ぎている私は、思うのです。

※参考文献「本州のウミウシ」（ラトルズ）　「ウミウシガイドブック２」（ＴＢＳブリタニカ）