海底のロケット
ホシノエソ 星野狗母魚(エソ科)
Synodus
hoshinonis
(06.5.20:若松島:水深10m)
★分布:日本列島、モルッカ島、ニューギニア ★大きさ :25センチ
砂地の海底か、その近くの岩の上などで非常によく見られる魚です。
頭に向かって太くなっていく細長い体をしていて、その先についた頭は少
し上を向いています。
(07.1.25:若松島・滝ヶ原:水深10m)
海底で上を向いてじっとしているのは、エサになる小魚が近くを通るのを
待っているのです。まるで発射台にスタンバイするロケットのようですね。
ダイバーに気づくと、一瞬のうちに飛び立ち?、海底近くを数メートル移動
して、着底します。
上の写真のように、砂の中に潜っていることもよくあります。
エソの仲間は他にもいろいろいるのですが、五島のダイビングで見られる
のは圧倒的にこの種類です。
(07.10.1記)