(06.8.12:福江海中公園・水深10ｍ）
大群は圧巻
キンギョハナダイ 金魚花鯛（ハタ科）
Pseudanthias squamipinnis
(06.8.12:福江海中公園・水深10ｍ）
★分布：南日本〜太平洋、インド洋・紅海 ★大きさ ：１０センチ
名前の通り、金魚を思わせる出で立ちの魚です。
写真はオスで、大きさは１０センチぐらい。メスはやや小ぶりで色彩も
違いますが、まだ五島ではメスの写真は撮っていません。
沖縄などのサンゴ礁でもよく見られる魚で、大群で群れ泳ぐようすは
とてもきれいです。メスからオスに性転換することでも知られています。
実は魚の世界では性転換は決して珍しくないのですが…。
卵から生まれたキンギョハナダイは最初は全てメスとして成長していき
ますが、やがて群れの中で最も大きいものがオスになります。
どちらかというと潮通しのいいところにいるので、ちょっとボートで遠出
するほうがたくさん見られるのですが、時々、港の防波堤の水面近くに
いることもあります。そういうときは、1匹のことが多いように思います
（あくまで五島での話ですが）。
(06.10.14：中通島 サチコ・水深８ｍ）
そういえば、この魚はハタ科に分類されています。１ｍを越すクエも同じ
ハタ科です。なんだか不思議な感じがします。