チャンコ鍋に最高の高級魚
クエ(アラ) 九絵(ハタ科)
Epinephelus bruneus



                            (06.8.12:福江海中公園・水深15m) 


★分布:南日本、南シナ海  ★大きさ :1.3メートル

五島ではアラと呼ばれる有名な魚。標準和名はクエというハタの仲間で
す。体長は1メートルを越える大型種で、五島の磯でも王者的な存在と
いえるでしょう。写真の個体は60pぐらいだったと思います。
3匹ぐらいいて、その中で一番大きかったのですが、近づくのに失敗して、
ストロボの光が届いていない写真になってしまいました…。
警戒心が強く、人が近づくと、ゆっくり離れてはこちらをうかがうということ
を繰り返します。磯の大物釣りでは憧れの魚でもあり、五島には、クエ狙
いの釣り人が数多く訪れます。クエ用の釣り針もまたえらく大きなもので
す。
最高の鍋の材料となる高級魚で、五島にはこの魚を専門にとる漁師もい
ます。私は五島では食べたことがないのですが、どこかの料理屋で鍋物
、長崎市の回転寿司で「クエ」として出されていたものを食べたことがあり
ます。確かにうまい魚でした。
最近は各地で数が減り、五島でも幼魚を育てて放流しているようです。
(06.11.9記)

その後、五島の郷土料理屋でお茶漬け、そして私のリクエストで握りに
してもらって食べました。さすがに美味でした。
(2014.12.10追記)


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