尾びれに黒筋
マツバスズメダイ 松葉雀鯛 （スズメダイ科）
Chromis fumea

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　(11.7.26：中通島・愛の瀬：水深15ｍ）

★分布：千葉県・秋田県以南、台湾、マレーシア、オーストラリア西部　　　　
★大きさ：１２センチ

五島近海でごく普通に見られるスズメダイの仲間。本家「スズメダイ」とよ
く似ていますが、こちらはヒレの青みが強く、ヒレにある黒帯、例えば尾び
れの上下にある黒帯が非常にはっきりしているのが特徴です。スズメダイ
ですと、これほどはっきりしていません。



水深１０〜２０メートルぐらいで多く見られ、数匹から十数匹ぐらいの群れ
で見ることが多いように思います。また、スズメダイは群れをつくって回遊
している姿をよく見ますが、マツバスズメダイはどちらかといえば岩場寄り
というか海底寄りというか、スズメダイほどは広い空間（水間？）に出てい
かないようなイメージを持っています。



五島では食用にもされていませんし、ダイバーにもあまり注目されない魚
です。地味ながら、けっこうきれいなのですけどね。
（11.8.24記）

参考文献　「山渓 カラー名鑑　日本の海水魚」 山と渓谷社
　　　　　　　「山渓 ハンディ図鑑13　日本の海水魚」 山と渓谷社


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