(07.7.29.：中通島・愛の瀬・水深12ｍ）
この魚、やや凶暴につき…
ミナミギンポ 南銀宝（イソギンポ科）
Plagiotremus rhinorhynchos
(07.7.29.：中通島・愛の瀬・水深12ｍ）
★分布：東京湾以南の南日本、西部太平洋の熱帯域
★大きさ ：１２センチ
沖縄など南の海でよく見かける魚です。体を左右にくねらせながら中層を
泳いでいるか、岩の穴の中から顔だけ出しています。
この魚の食べ物はちょっと変わっています。なんと、泳いでいる魚のヒレ
やウロコなどをかじるのです。ミナミギンポが泳いでいるのを観察している
と、近くの魚の群れの近くに寄っていきます。そして一瞬、近くの魚の体め
がけてアタックするのです。
かじられた魚はその瞬間、ビクッとします。やっぱり痛いのでしょうか。
このミナミギンポは口も小さいですから、かじられても死ぬことはないはず
ですが。
(07.7.29.：中通島・三ツ瀬・水深８ｍ）
五島では、07年の夏に初めて何匹か見ました。年中見られるのか、季節
来遊魚なのかはこれからの潜水で調べて行きたいと思います。
（07.10.５記）