五島ではガッツと呼ばれます
オニカナガシラ 鬼金頭(ホウボウ科)
Lepidotrigla kishinouyei
(2007.1.26:中通島・道土井湾・水深18m)
★分布:中部日本〜東シナ海 ★大きさ :20センチ
やや深い砂地の海底で見られます。五島ではガッツと呼ばれ、スーパー
などでも時々売っています。残念ながら私は食べたことはありません。
頭は骨板で覆われているそうで、これが”金頭”、そして鼻先の尖った2本
の突起が”鬼”の名の由来となっています。
胸びれが大きく、開くときれいです。
撮影したのは冬ですが、通常は水深40〜140mぐらいの海底にいるそう
なのです。冬は浅い海と深い海の温度差が少なくなるので、普通は深い
海にいる魚が浅場に上がってくることがよくあります。この魚もそうなので
しょうか。
わりあい敏感で、遠目から撮影したにもかかわらず、すぐ逃げていってし
まいました。
(2007.8.13記)