港でも普通に見られる
ソラスズメダイ 空雀鯛(スズメダイ科)
Pomacentrus coelestis
(2007.7.27:中通島・青木・水深2m)
★分布:千葉・新潟以南〜西部太平洋 ★大きさ :8センチ
輝くような青い体が印象的な魚で、五島の漁港の水面近くや潮だまりでも
よく見られます。明るい浅瀬に群れをなして泳いでいる光景は、さながら
青い宝石のようです。
(2007.7.28:中通島・青木・水深2m)
この魚を初めて見たのは福江島南部の鐙瀬(あぶんぜ)溶岩海岸です。
小学生の頃、ここで泳いでいた時、弟が「青い魚がいる」というのです。
持っていた水中メガネでのぞいてみたところ、確かに青い魚がいます。
私にとって忘れられない風景のひとつです。
当時、唯一の武器であったタモ網で捕まえるのは難しい状況でしたが、
その後、1センチぐらいの幼魚をタオルですくいとったことがあります。
どんなにかうれしかったことでしょう。
(2007.7.27:中通島・青木・水深3m)
五島でもごく普通に見られる魚ですが、そのカラフルな色で暖かい海の雰
囲気を醸し出してくれます。ダイバーをあまり恐れないので、観察も難しく
ありません。
(2006.8.13:福江島・南河原の漁港・陸上から)
先日、一つの疑問が出てきました。この魚がたくさんいる場所で夜にダイ
ビングをしたのですが、その姿を見ることはできませんでした。夜はいった
いどこにいるのでしょうか?
(2007.8.9記)