オレンジの水玉模様
キジハタ 雉子羽太 （ハタ科）
Epinephelus akaara (Temminck and Schlegel, 1842)

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　(2017.7.31：中通島・道土井湾：水深８ｍ）

★分布：下北半島以南、朝鮮半島南部、中国、台湾　　★全長 ：３８センチ

成長すると４０センチぐらいになるハタの仲間。比較的浅い岩礁域で見ら
れ、日本では日本海側に多いと言われます。
体全体にオレンジ色の斑紋があること、そして背びれ中央の付け根あた
りに一つの黒斑があることが大きな特徴です。
上下の写真は同じ個体で、２５センチぐらいの若魚でした。



下の個体は４０センチ級の成魚です。
五島海域ではダイビング中に時々見かけますが、基本的に単独で生活
しているようです。大きめの個体はやや警戒心が強いように思われ、近づ
くと岩のすき間などに隠れてしまいます。


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　(2013.11.9：福江沖：水深12m）

定置網や釣りなどで漁獲されますが、非常に美味な魚として知られていま
す。島内では時々スーパーにも並んでいますが、私はまだ食べたことが
ありません。こちらで持参した魚をさばいてくれる飲食店もあるので、お客
さんが来た時にでも一度買ってみたいと思います。
(2017.12.7)