地域によっては絶滅危惧種
アブノメ　 （ゴマノハグサ科）
Dopatrium junceum


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　(2011.8.5：旧福江市平蔵）

★分布：本州〜沖縄　　　★花の時期：８〜１０月　　　★花の大きさ：５ミリ

水田の中、イネの脇に紫がかった小さな花が開いているのに気がつきました。
花は５ミリぐらい、よほど注意しないと見過ごしてしまいそうです。
ひょろ長い茎の先。拡大してみるとなかなか美しい造形ですね。



アブノメという植物です。田んぼなど湿った場所に生え、夏から秋にかけて花を
付けます。私はこの時初めて見ました。



アブノメは「虻の目」、ヘンテコな名前ですが、これは小さな丸い種を虫の「アブ」の目に
見立てたのだそうです。



福江でどの程度見られるのか、今のところはわかりません。
ちなみに本州ではかなり減っている地域があって、県によってはかなりランクの
高い絶滅危惧種に指定されていたりします。



五島ではどんなものでしょうか。今後探っていくつもりです。
(2011.9.16記）　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

※参考文献 　「山渓 ポケット図鑑３　秋の花」　山と渓谷社
　　　　　　　　
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