果実は唐辛子に似る
アゼトウガラシ　畔唐辛子 （アゼナ科）
Lindernia micrantha D.don

(2021.10.19：玉之浦町）

◆分布：本州～沖縄　◆花の時期：８～１０月

水田の畔など、やや湿ったところに生えるアゼナ科の
一年草。本州から沖縄にかけて分布しています。
草丈は１０～２０センチほど。


(2021.10.19：玉之浦町）

８～１０月頃、長さ１センチほどの花をつけます。


(2021.10.19：玉之浦町）

全体的には淡紅色と白の部分が多いですが、正面から
見ると黄色の斑紋がよく目立ちます。


(2021.10.19：玉之浦町）

特に珍しい草花ではないと思われますが、私自身が島内で
その存在に気づいたのは最近のことです。


(2021.10.19：玉之浦町）

葉は、写真がいまいち良くないのですが、やや厚みがある
感じで、浅い鋸歯（きょし）に縁取られます。


(2021.10.19：玉之浦町）

長さ１～２センチほどの果実は形が唐辛子に似ていると
いいます。花と一緒に見られることもあるようなのですが、
撮影時には全く気がつきませんでした。あったのに
見逃してしまった可能性があります。


(2021.10.19：玉之浦町）

まだ島内一カ所でしか見ていませんが、水田周辺や休耕田
などを探せば、案外多く見つかるかもしれません。
(2021.4.17）　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

参考資料　
「山渓ポケット図鑑３　秋の花」　鈴木庸夫・畔上能力ほか　山と渓谷社
「長﨑県植物誌」　中西弘樹　長﨑新聞社　2015

※一覧に戻る