目立たずとも、数あり
アメリカフウロ　亜米利加風露 （フウロソウ科）
Geranium carolinianum 　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　(2010.5.23：旧福江市・大浜）

★分布：北米原産の帰化植物（外来種）　　　★花の時期：５〜６月（５〜９月とある資料も）
★花の直径：１センチほど

福江島の大浜海岸そばには自動車教習所があります。その横には空き地に
なっていて私は時々車を停めるのですが、いろいろな雑草が生えています。
そこで数年前に見つけたのがこの植物。１センチあるかないかぐらいの小さな
花で、しかも非常に淡い紫色というか、地味な姿です。
しかし、一度覚えるとあちこちの道ばたや空き地にたくさん見られることが
わかりました。



アメリカフウロの名からも連想されるように北米原産の帰化植物（外来種）で、
本州、四国、九州に侵入しています。入ってきたのは昭和初期といいますから、
今から７０〜80年ぐらい前でしょうか。どういう経路かわかりませんが、
福江にも入ってきているというわけです。



派手ではありませんが、それなりに上品で個人的には嫌いではありません。
しかし繁殖力が強いため、畑の厄介な雑草として問題になることもあるようです。


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　(2006.5.23：旧福江市・大浜海岸）

花と同時期に、上のようなものも見られました。これが果実というか、実ということに
なるのでしょうね。花よりずっと印象的かもしれません。
(2010.6.13記）　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

※参考文献　「日本帰化植物写真図鑑」 全国農村教育協会
　　　 　　　　　「山渓 ハンディ図鑑1 野に咲く花」 山と渓谷社
　　　　 　　　　
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