真ん中こんもり大型キク
フランスギク　（キク科）
Chrysanthemum leucanthemum　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　(2011.5.11：岐宿町・大川原トンネルそば）

★分布：ヨーロッパ原産の外来種　　　★花の時期：5〜６月 　　　
★花の直径：５センチ〜

三井楽方面から福江市街に戻る途中、大川原トンネルを過ぎたところで
大きな白い花が目に入りました。コンクリ法面付近に生える大柄な姿から
、「これは外来種のにおいがプンプンするな」ということで撮影し、調べたと
ころフランスギクのようです。やはり外来種でした。もともと園芸植物として
栽培されていたようですが、現在では各地で野生化しています。



花の直径は５センチを越えるので目立ちます。近寄ってみると、面白いと
思ったのは真ん中の黄色い部分がこんもりと盛り上がっていることでした。
ほとんど半球に近い印象です。



それにしても大きい花です。図鑑には直径５センチとありますが、もっと大
きいです。フランスギクの改良種、シャスタ・デージーという種類では花の
直径が８〜10�pもあるようなのですが、とりあえず現状ではフランスギクと
しておきましょう。



今のところ、大川原トンネル周辺でしか見つけていません。しかし岐宿町
は外来植物が豊富なところという気がします。
（2011.6.9記）

※参考文献　「日本帰化植物写真図鑑」 全国農村教育協会
　　　　 　　　　「山渓 ポケット図鑑１ 春の花」 山と渓谷社


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