(08.4.1：旧福江市・福江川沿い）
春の道ばたを彩る帰化雑草
オオイヌノフグリ 大犬の陰嚢（ゴマノハグサ科）
Veronica persica
(08.4.1：旧福江市・福江川沿い）
★分布：日本全土（ユーラシア・アフリカ原産） ★花の時期：３〜５月
★花の直径：８ミリほど
春になると、日当たりの良い道ばたや空き地で小さな青い花を咲かせて
います。１センチもない花とはいえ、たくさん咲いているとなかなか美しく、
よく目立つので、おそらく誰でも一度は見たことがあるのではないでしょう
か。
私も小さい頃から認識していました。ただし、名前は知りませんでしたが。
(08.4.2：旧福江市・柳川橋）
さてこの花ですが、朝開いて夕方には散ってしまうのだそうです。
下の写真は冬の曇った朝に撮ったものですが、開きかけの花が写ってい
ます。毎日、次々と花を咲かせているのでしょうね。
(08.2.22：旧福江市・大円寺）
よく知られた話ですが、「フグリ」とは睾丸、きんたまのことです。
この植物の実が犬の睾丸に似た形をしているためにこのような名がつい
ているのですが、私はまだ見たことがありません。
(08.4.1：旧福江市・福江川沿い）
明治時代に日本に入ってきた外来種で、それが福江のような離島にも
いつの間にか定着しています。この植物が全国で繁栄する一方で、
日本の在来種「イヌノフグリ」は非常に少なくなっているそうです。
福江にはあるのかどうか？
(08.4.14記）