薄暗い森の中で
ギンリョウソウ　銀竜草 （ツツジ科）
Monotropastrum humile

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　(2006.5.28：岐宿町・父ヶ岳）

★分布：日本全土　　★花の時期：５〜８月

父ヶ岳のふもと、薄暗い林の中で見つけました。
脱色したような白さと奇妙な姿。ユウレイタケとも呼ばれるそうですが、
キノコではありません。高さは８センチから20センチぐらいになります。



茎をよく見ると、なにかウロコのようなものが見えます。
これは葉が退化した「鱗片」というものだそうです。
このギンリョウソウは「腐性植物」といって、葉緑素を持っていない
植物の仲間です。つまり光合成はできないということですが、
腐植土などから養分をとっているのだそうです。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
実は、この時が私にとっても初めてのギンリョウソウとの出会いでした。
次の機会はどこになるのでしょうか…。
(2007.7.16記）　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

2015年発行の資料によると、以前はイチヤクソウ科であったギンリョウソ
ウは最近、ツツジ科となりました。よって、このHPでもそれにならって改め
ます。
(2015.12.16追記）

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