まさにベールのような
ヒメトキワツユクサ　姫常盤露草 （ツユクサ科）
Gibasis pellucidia

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　(2016.6.1：玉之浦町・幾久山）

★分布：メキシコ原産の外来種　　★花の時期：春〜秋　　　★花の直径：７ミリほど　　　

メキシコ原産で、園芸植物として日本に入ってきた草花。福江島では2013
年、野生化している場所が植物研究者によって確認されました。現場は
スギ植林地の道沿いで、昼間でも薄暗い場所です。



同じくツユクサ科の外来種で、島内でもあちこちではびこっているトキワ
ツユクサ（ノハカタカラクサ）と花姿はよく似ていますが、花のサイズはこち
らが圧倒的に小さいです。透明感のある白が美しく、その姿を新婦のベー
ルに見立てた「ブライダルベール」という名のほうが通りがよいかもしれま
せん。



葉の表面には光沢があります。



ガラス細工のような美しい花ですが、小さい…。



日本各地で野生化しているようなのですが、現在は、普通の植物図鑑に
は載っていないことが多いです。
福江島では私もまだ1カ所でしか知りませんが、比較的暗い場所でも育つ
ようなので、トキワツユクサのように蔓延しないか注意して見ていく必要が
あるかもしれません。
(2016.7.31）　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

※参考資料　「ヤサイイエンゲイ（HP)」　
　　　　　　　　「長�ｱ県植物誌（中西弘樹/2015）」 長�ｱ新聞社
　　　　　　　　「長崎県生物学会誌 No.73(2013) 長崎県植物誌ノート(40)」

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