(2009.7.10：岐宿町・浦の川）
垂れ下がる花の穂が”虎の尾”
オカトラノオ 岡虎の尾（サクラソウ科）
Lythrum salicaria
(2009.7.10：岐宿町・浦の川）
★分布：北海道〜九州 ★花の時期：６〜７月
★花の直径１センチほど
梅雨の時期、日当たりのいい野原や道の脇で花を咲かせています。
福江では特に珍しい花ではありません。
小さな白い花が房のようにたくさんついて花の穂になりますが、それが
ちょっと垂れ下がっているのです。その姿から「虎の尾」という名がついたと
いいます。
特徴的な花ですから、一度見たら覚えてしまうでしょう。
花は下から咲いていきます。茎の高さ１ｍほどになることもあり、そういう場合は
だいたい先っちょだけに花がついているという有様です。
しかし、このオカトラノオがサクラソウ科というのは、いささか意外に思いました。
(サクラソウ：2009.4.8：九重連山山麓）
サクラソウは福江にはありませんが、
九州本土で撮影したものを参考までに（写真上）。
(2009.8.6記）
※参考文献 「山渓ポケット図鑑２ 夏の花」（山と渓谷社） 「九州 野山の花」（南方新社）
「山渓 ハンディ図鑑１ 野に咲く花」（山と渓谷社）