若い葉は食べられる
スベリヒユ　滑り莧 （スベリヒユ科）
Portulaca oleracea L.

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（2018.7.31：五島市・高田町）

★分布：日本全土　　　★花の時期：７～９月　　

日本全土で見られるスベリヒユ科の草花。日当たりのよい畑地や空き地、
道ばたなどに生えます。全体的に多肉質で、赤みを帯びた茎を横に伸ば
して広がります。広い面積を独占するように群生することも少なくありませ
ん。
下の写真は、私のすむアパートの敷地内で取り壊された長屋の跡地に
生えてきた一株です。周囲がすっきりしているので全体の姿がわかりやす
いです。


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（2018.7.13：五島市・上大津町）

へら状の葉は厚く光沢があります。
７～９月頃に咲く黄色の花は直径１センチ弱。


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
花は日が当たると開き、暗くなると閉じるといいます。



若い葉は、ゆでて食べることができるそうです。長さ１～３センチほどと
小さいですが、厚みがあるのでそれなりに食べがいがあるかもです。



茎は太めで、葉と同じく多肉な感じです。



まだ小さい株です。長屋が取り壊されて更地になってから２，３ヶ月で姿を
現しましたが、整地された土壌に種が含まれていたのでしょう。



草丈が低いので目立つ草ではありませんが、島内に広く見られると思い
ます。
(2018.7.31）　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

参考資料　「山渓ハンディ図鑑　野に咲く花」　林弥栄/平野隆久　山と渓谷社
　　　　　　　「山渓ポケット図鑑　夏の花」 鈴木庸夫/畔上能力ほか　山と渓谷社
　　　　　　　「長崎県植物誌」　中西弘樹　 長崎新聞社

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