果実酒にもなる有用植物
クコ　枸杞（ナス科）
Lycium chinense

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　(06.8.10：大浜海岸）

★分布：日本全土　　★花の時期：7～11月

別項のオオイタビとともに、大浜海岸で初めて見ました。
海岸に面した道の脇、直径１センチほどの紫色の花を咲かせていました。

調べてみると「クコ」という樹木でしたが、図鑑によれば葉、果実、根など
いろいろな部分が薬用に利用されるといいます。果実を使ってクコ酒というものも
作ることができるそうで、これは私も非常に興味をそそられます。
実はまだ見たことがないのですが、写真を見ると長さ２センチほどの赤い色で、
一見、グミの実に似ています。１０月から１２月頃に実るようです。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
なお、地表から立ち上がった細い枝は高さ１ｍほどになり、
わりと固いトゲがあります。
日本全土に分布するということで、別に珍しい樹木ではないと思うのですが、
今のところ福江では大浜でしか見つけていません。
たくさんある場所を見つけ、ぜひ果実酒にしてみたいものですが。
(09.3.9記）　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　