北日本の木ですが
タニウツギ　谷空木 （スイカズラ科）
Weigela hortensis

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　(2013.4.14：岐宿町・浦の川園地）

★分布：北海道西部、本州の主に日本海側　　　　
★花の時期：５〜６月（福江では４月初旬〜5月頃）　　　　　
★花の長さ：３センチ　　　

２０１３年4月に初めて気づいた木です。福江島北部の岐宿（きしく）町に
ある「浦の川」を上流に進むとダム湖があり、そのまわりは園地になって
いるのですが、そのダム湖のまわりに少なくとも４本あります。



美しいピンク色の花をどっさりとつけるのでピーク時には壮観ですが、こ
れは本来、雪の多い本州日本海側や北海道西部で見られる木です。



浦の川上流域の園地にこれが見られるのは、その造成時、島外から持
ち込んだものを植えたからだろうと推測されます。現在のところ、島内では
ここ一カ所でのみ確認しています。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　



大きく成長する木ではなく、高さ２〜５メートル程度にしかなりません。



図鑑には５〜６月に花が見られるとあるのですが、もともと北日本の木で
あるせいか、暖地である五島では4月初旬から花が開きはじめ、おそらく
月内に花盛りになるだろうと思われます。
ですので、花を見たい方は4月中がお勧めです。
(2014.4.20）　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

参考文献　　「山渓ポケット図鑑　春の花」 山と渓谷社
　　　　　　　　「山渓フィールドブックス　樹木　春夏編」　山と渓谷社
　　　　　　　
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