数千もの群生も
イヌセンボンタケ　犬千本茸　（ナヨタケ科）
Coprinellus disseminatus

(2016.6.26：七ツ岳）　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

◆見られる時期：春〜秋　　　　

世界各地に広く見られる、ナヨタケ科（以前はヒトヨタケ科）のキノコ。傘の
直径は１センチ前後、高さは３，４センチほどという小さなキノコで、春から
秋にかけて切り株などに発生します。
センボン（千本）の名の通り、数千もの数で生えることも少なくありません。
すき間なく密集して生えるので、圧倒されます。



最初は白っぽい色ですが、成熟するにつれて紫色を帯びてきます。



今回、五島では初めて目にしました。過去には東京の明治神宮ですさま
じい群生を何度も見たことがありますが、いつか福江島でもそのような
光景に出会えることを期待したいです。
(2018.2.11)　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

参考資料　
「山渓フィールドブックス　きのこ」　本郷次雄・上田俊穂・井沢正名 　山と渓谷社 2006
「山渓カラー名鑑 日本のきのこ（増補改訂新版）」　
　　　　　今関六也・大谷吉雄・本郷次雄ほか 　山と渓谷社　2011
　　　　　　　
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