丈の低い草地にいる
クサキリ （キリギリス科）
Ruspolia lineosa

(2020.10.11：岐宿町）

◆分布：本州中南部〜九州（沖縄まで分布するとする図鑑もあり）
◆大きさ：３７〜４７ミリ　◆成虫の出現期：６〜１１月

丈の低い草地に生息するキリギリス科の仲間。
本州中南部から九州にかけて見られ、生息地では特に
珍しくもない普通種です。子ども向けの昆虫図鑑にも
たいがい載っています。
福江島でも時々目にしますが、やや大きいバッタで、
体の色は緑色型と褐色型があります。
今回撮影したのは褐色型、そして長い産卵管が
あることからメスです。



クビキリギスと少し似ていますが、このクサキリのほうが
少し小さく、頭部の尖り具合も穏やかというか、より丸みを
帯びています。



イネ科植物を好んで食べ、夜間に「ジー」と鳴きます。
(2021.6.15）

参考資料
「バッタ・コオロギ・キリギリス生態図鑑」　
　　　　　村井貴史・伊藤ふくお　北海道大学出版会　2011
「昆虫の図鑑 採集と標本の作り方（増補改訂 第２版）
　　　　　福田晴夫ほか　南方新社　2020
「フィールド図鑑　昆虫」 矢島稔/佐藤有恒　東海大学出版会 1984

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