脚にまだら模様あり
マダラスズ （ヒバリモドキ科）
Dianemobius nigrofasciatus

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　(2019.9.21：鬼岳樹木園）

★分布：北海道〜南西諸島（奄美大島以北）　　★大きさ：６〜８ミリほど　　　
★成虫の出現期：６〜１２月

日本の広い範囲に生息する、ヒバリモドキ科の小型コオロギ。
明るい草地や空き地などのほか、市街地のような環境でもよく見られます。
草地などの生息場所に足を踏み込むと、驚いて飛び出してきます。



１センチもない小さな体、そして後ろ脚に黒いまだらのような模様がある
のが大きな特徴です。この模様が目立つので、それと認識しやすい種類
だと思います。



ここまでの写真３枚は全てオス、そして下の１枚はメスです。メスは羽が
短いです。



福江島でもごく普通に見られます。私は福江島の小学生であった頃から
この虫を知っていました。昔から、子ども向けの昆虫図鑑にも載っていた
のです。
「シー・ジー」と、区切るような感じで鳴きます。
(2019.11.16）

※参考資料　 「バッタ・コオロギ・キリギリス生態図鑑」　
　　　　　　　　　　　　　　　村井貴史・伊藤ふくお　北海道大学出版会
　　　　　　　 　 「昆虫の図鑑 採集と標本の作り方」　福田晴夫ほか　南方新社「

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