人影に敏感
ショウリョウバッタモドキ （バッタ科）
Gonista bicolor

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　(2018.9.5：岐宿町・城岳）

★分布：本州（関東以南）〜南西諸島　　★大きさ：♂３０ミリ/♀５５ミリ　　
★成虫の出現期：７〜１１月

関東地方以南の暖かい地域に分布するバッタ。ススキなどイネ科の植物
の上で見られます。
ショウリョウバッタと比べると小さく、頭部もショウリョウほど突き出しては
いません。


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　(2018.8.19：岐宿町・二本楠）

横から見ると、眼を通る赤紫のラインが目立ちます。
同じく赤紫の触角の形が面白い感じです。


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　(2018.9.5：岐宿町・城岳）

福江島では、ショウリョウバッタほどには目につかないものの、草地を歩
くと出会うことがあります。こちらに驚いて飛び出し、草にとまった時が観
察のチャンスです。



しかしかなり神経質で、人影が近づくとササッと葉の後ろ側に回り込んで
隠れてしまうことが多いです。双眼鏡があれば、驚かさずにすむとは思い
ますが…１ｍほど離れて、望遠レンズで撮影しました。
(2018.10.19）

参考資料 　「バッタ・コオロギ・キリギリス生態図鑑」　北海道大学出版会
　　　　　 　 「昆虫の図鑑 採集と標本の作り方」 南方新社
　　　　　　　「長崎県の直翅類（長崎県の生物 別冊）」 池崎善博

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