オスは前脚が長い
アシナガオニゾウムシ （ゾウムシ科）
Gasterocercus longipes

(2012.5.26：旧福江市）

◆分布：本州〜九州　　◆大きさ：１２ミリ　　◆成虫の出現期：5〜９月　

本州から九州にかけて見られるゾウムシ。
オスは一番前の２本の脚が非常に長いことが特徴で、アシナガという
名前もそこから来ています。


(2012.5.26：旧福江市）

もちろん写真の個体はオスです。


(2012.5.26：旧福江市）

大きさは１センチを越える程度と小さいので、よく見ないとこのユニークな
姿に気づかないかもしれません。


(2012.5.26：旧福江市）

撮影中、草の茎につかまって長い前脚を折りたたみました。


(2012.5.26：旧福江市）

図鑑によると、エノキの枯れ木を好むとあります。見つけるには、エノキ
のそばを探すとよいのかもしれません。
次回は、前足が長くないらしいメスを見つけたいところです。
(2012.5.28）（2020.6.13改訂）

参考資料
「くらべてわかる甲虫」 町田龍一郎・阿部浩志ほか　 山と渓谷社 2019
「昆虫観察図鑑」　築地琢郎　誠文堂新光社 2011

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