帯模様が美麗
ヒロオビジョウカイモドキ　（ジョウカイモドキ科）
Intybia histrio

(2021.8.22：岐宿町)

◆分布：本州〜九州　　◆体長：３ミリ　◆成虫の出現期：５〜９月

本州から九州にかけて見られる、３ミリほどの小さなコウチュウ。
「ジョウカイモドキ科」という、一般的には聞き慣れない名前の科に
分類されています。

初夏から秋にかけての頃、草木の上を歩いている姿を時々
見かけます。体には光沢があり、薄いピンクと朱色からなる
帯模様が美しいです。


(2021.8.22：岐宿町)

きれいな姿ながらマイナーなコウチュウで、小さい図鑑には
載っていませんし、載っていてもあまり詳しい情報が書かれて
いません。小さな生きものや花粉などを食べ、幼虫は朽ち木の
中にいるようですが。

写真のものはメスです。オスは触角がかなり太くて、ちょっと
ヘンな感じ…というかおもしろい姿です。一つの草に複数が
見られることもあります。
(2021.10.28）

参考資料　
「昆虫の図鑑 採集と標本の作り方（増補改訂 第２版）
　　　　福田晴夫ほか　南方新社　2020

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